■ 店主 ご挨拶

開店させていただいてから12年目の今年、遅まきながらホームページを開設させていただきました

季節のうつろいに華やぐ想いを、時に料理で、時に笑顔で、またこのページでも感じて頂けたらと考えております

2018年3月 店主

■ 屋号(はりまや)の由来

はり清が現在兄で七代目で、350余年続かせていただいております

その初代は播磨屋清七と申しまして、兵庫の出身で、家系的には弟が独立し、初代は「播磨屋(はりまや)」という屋号で始めました。四代目ころよりはり清と屋号を改め、以来、はり清から独立したものは誰もおりませんでした

初めて弟として独立することになりましたので、では同じ弟で初の独立ということで、その初代の名前をもう一度頂戴しました

■ 店主 略歴

森本 全彦(もりもと まさひこ)

昭和46年 「はり清」六代目当主の四人目末弟として生を授かる

幼少の頃より料理に興味を示し、鍋に様々な調味料を混ぜ合わせる遊びに没頭する。小学生低学年では、朝は汗だくになりながら、かつを節を削る父の後姿を見ることで料理人としての生き方を意識するようになり、通学前にも調理場に挨拶をして出かける

このときお菓子作りを通じて父と対話をしたことが料理の原体験となる

中学2年の夏休みには高下駄、薄刃包丁を買い揃え、毎日調理場の手伝いをして過ごす。包丁を本格的に使い始めるべく、桂むきの習得に精を出す。高校時代はイタリアンにも興味を持ち様々なレシピを研究し、アンティパストの味わいの複雑さに和食との共通点を見出す。同志社大学時代は京都の和食店や菓子店を食べ歩き分析し、学友にも良店をおすすめし喜ばれる

大学卒業後、大阪の「吉兆」高麗橋本店にて料理人修行の手ほどきを受け、出汁の取り方など和食の基本や料理人としての志を学ぶ

その後、「はり清」にて4年修行し、和食料理人としての技能を深める

平成14年 料理屋「新月」が新規出店する大津の町家料理屋「でんや」を店長として立ち上げ繁盛店にする

平成18年 独立、「はりまや」開業

はり清六代目より、出汁の美味しさと料理人の志を学び、研鑽の日々を送る